
笹倉鉄平のリトグラフ
●笹倉鉄平の展示販売会に行ってきました(新宿/小田急)
先日、笹倉鉄平展に行ってきました。リトグラフの販売会でしたが、原画も 並んで展示されている興味深いものでした。
笹倉鉄平さんの作品は光の加減がとても美しく優しい色合いがとても印象的。
とはいっても私も教えられて知りました。ミーハーなのでサインももらってじっくり数時間眺めてきました。
前回書きましたリトグラフの作り方
今回観た物は多分高級品の部類に入るのではないかと個人的に思うのですが、とても綺麗なものでした。
物によっては印刷の線が見えたりする(版の目が 粗く作品にもその目が現れる)のがあるので幻滅したりするのです。
作り方というのは全くアナログ的な方法というか、ずばり職人技です。
1
まず、作品を見て色分けする。この展示されていた工程のサンプルですが、これは凄いです。まずカラー原稿にいろいろ色的な指示を書き込んだものとよく分からないもやもやしたもの。なんじゃありゃと遠くから見ていたものが近くに行くと鉛筆(細ペンかな?)の様なものでとても細かく区分けしてあります。(とにかく凄すぎ)とにかく細かく、その線の集合体から原画は想像もつかない物になっています。
2
それを区分けごとにシルク版を起こしその色ごとの版を塗り潰していきます(版下の完成)。
3
後はその色数分の版を作成、焼付して刷っていきます。(版の完成)全てがそうかは知りませんが笹倉鉄平のリトグラフの場合は、アクリル絵具で刷るそうです。
4
色数分刷っていきます サンプルの場合、工程順に6点ほどありましたが、色数を見た感じでは15版程度刷っていたようです。
まあ、説明ですとこの程度で終わってしまうのですが、とにかく凄かった。あのようなものが見れてよかったです。
仕上がりは見たことがありましたがシルクで版を沢山重ねているのでしょという感覚でしかなかったもので感動
こりゃ高いはずだわと納得させられてしまう物でありました。
しかし割合お手ごろな価格のリトグラフもあのような人間の目を頼りにしているのでしょうか。私は違うと思う。コンピュータを利用しているのだろうとごく自然に思う。簡単にいう(私の思いつきであることを前提に読んでね)とPhotoshopなどで減色(ポスタリゼーション)して特定色域の選択で同じ色を潰していき選択範囲の塗りつぶしなどしてαチャンネルを作る・・・
そうして残った色を攻めていく。そうやって数十版、或いは数版を作るというのはどうだろう。それでも大変そうだが・・・
同色の色分けが機械がやってくれるというのである程度はオペレートが可能となりコストダウン。でも機械的にやればいいというわけでなく、人間による視覚的な補正を加えることによって美しくまた自然に仕上がのではないかと私は思う。
99/08
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